201302

三年寝太郎の感動

コドモの頃、家に民話の絵本や本がなぜかやたらとあり、
退屈しのぎにかなり読み漁りました。
ほとんどは覚えていないけれど、
今でも不思議と覚えているのが「三年寝太郎」
わけわからなかったので何度も読み返したから、よく覚えているのだと思う。
でも何度読んでもつまらないし、わからないお話だった。

だって、そうでしょ、三年も寝るかぁ~
なんでそんなに長い間寝るの?
おはなしだから、まぁいいけど。

最後に起きて手柄をたてるわけだけど、
正義の味方のウルトラマンのような汗だくの働きもなく
ただのとんちで勝ちました、っていう終わり方が、コドモの私には???だった。
(とんちで勝つために3年も寝るかぁ~)

あらすじは、、

昔々あるところに、なまけものの息子がおり、
寝てばかりで3年も寝る始末だった。
家族や村人が呆れるのをよそに、
寝太郎と呼ばれた怠け息子は3年後に起きて、
父親にぞうりを作らせて、佐渡に旅に出て、
帰ってくるとぞうりに砂金がいっぱいついていて、大金持ちになりました。
佐渡金山で働く人のぼろぼろのぞうりと自分のを取り替えたのだそうな。
そのお金で水田開発をして、村に富をもらたしました。

相変わらずおもろないねぇ、と思いつつ、なぜか気になる話だったので、
調べてみると、なんと実在の落ち武者が寝太郎!?

平賀清恒が落ち武者として3年もその名を秘めすんだ村に、
恩返しとして最後に佐渡から金をもたらし、そのお金で水田用水路をつくり、
荒地が水田として開発され、農民から深く長く感謝された。

今でもその寝太郎さまの言い伝えは
山口県の寝太郎神社保存会が資料をネットに出しておられて、
私はその資料に感動しました。
http://netarosimomura.jounin.jp/#6


今までずっと気になっていたけど、何が素晴らしいのかわからなかったお話。
ただ心にずっとひっかかっていたのは、
無言の歴史背景が作り出したお話だからだと思う。

加えて
最近自分なりに、あぁぁぁっとうなったのは、
三年位寝て何もしなくても、ええやんか、ってふと思えた時のこと。
人生は短いけど、長くもある。
毎日「何かをしなくちゃ」って焦る気持ちいっぱいに生きてきた私は、
三年寝太郎の人生に大切なものを学んだような気がしました。
そして平賀清経のくじけなかった気概と気高さは、
言わなくても、お話のなかに生きていて、
これはもしかして大人向けのお話かもしれないと思うのでした。

それにしても、
何十年もかかってやっとわかるなんて、とろい私。やれやれ。









古き良きキューバ

ybor coffee 2

フロリダはキューバ移民街がマイアミやタンパにあります。
私が始めてタンパに引っ越したとき、大好きになったのがイーボアという、古き良きキューバの街でした。
キューバ葉巻の香りが道に漂い、軽く立ち寄るカフェやレストランは古く異国情緒がおもしろいのです。

ybor coffee house1

このカフェはコーヒー豆を焙煎していて、まるで工場のような機械がガラス越しからみえる。


ybor coffee house3

木でできたなんと簡単なコーヒーを漉す道具。
(器具というよりは道具っつう感じ。漉したらええやん、それだけやん、って感じ。)


ybor coffee house6

連日のタンパのショーの帰りに
フロリダに引っ越したばかりの友達とぶらぶら歩きました。
カフェに続いて、
次に見せたかったのがこのレストラン。


ybor coffee house4

コロンピアというレストランで、かなり有名なのです。
昔ながらのタイル、大理石の床、吹き抜けの建築。


ybor coffee house7

友達のかわいいあんよ。
そして手描きタイルがずら~。


ybor coffee house5


ybor coffee house8

フラメンコが週末の夜にあって、うっとりするのです。

ybor coffee house9

古い装飾のなかに、ワインセラーがドライな赤ワインのコレクションを披露しています。
スペイン語の声が壁の向こうから聞こえてきて、異国に迷い込んだような気持ちになるのでした。

私の街にTwig Sculpture

twigg.jpg

「おもしろいもの見たいでしょ」
アーティストのブレンダと一緒にショーの仕事をした後、カフェで彼女がつぶやく。
疲れているので、行きたくない私は、おもろいもんといわれてもピンとこない。
「すぐそこにあるからい行こうよ」
嫌々だったけど、
車で、週末の見慣れた町並みをすり抜けていくと、じゃ~ん。
古い高校の前庭に、なんだぁこりゃぁ??
驚きで疲れがふっとびました!

twigg Brenda

「中で写真撮ってよ」
ブレンダは早足で中に。

twig side

口をぽっかり明けたまんま、私もうろうろと中を探検する。
Twig Sculpture by Patrick Dougherty
彼のほかの街の作品もかなりおもしろいデス。

twigg side


twigg top

見上げるとこんなだ。



twigg kakurenbo

あは、かくれんぼしてる家族もいる。



twigg in back2

反対側から見ると影になって、また違って見える。



twigg in back3

古い高校だったレンガの建物は美術館になる予定。



twigg in back


twig Kuni

おもしろいからもうひとまわりしよー。

Freedom! Baby!

最近、詩をパフォーマンスする’Spoken Word’に夢中でありまして、
作品をいくつか作り有頂天です。
NYから引っ越してきたアーティストとその若い連中と、夜にこぞって、パフォーマンスが毎月第4月曜日にありんす。
パフォーマンスの形態は無限の自由。砂場で遊ぶのに近い。
ほんでもって、このビデオの彼も自由にやっていていい感じ。
トランペットが妙を得て、声とつながります!
もうひとりの歌声とも、なぜか引き離せないつながりです。
ほんでこのファッション、最高っす。

Sister Rosetta Tharpe

生まれてきてよかったなぁ、って思うんです。
こういう音楽に触れると。

ナマケモノの先週in ワイオミング

Wyoming sky

ワイオミング州の冬山は真っ白。
聞きしにまさる寒そうな雪山が飛行機から見え、
もこもこのジャケットをにぎりしめるのでした。

Wyoming sky2

幸運にも、私のショーby ARTCOREで訪ねたキャスパー市は暖冬。雪は道路のすみにあるのみ。
ただ名物の山おろしの強風はつらかった。

ということで、外をうろうろするのは避けて、
歴史博物館へ。
National Historic Trails Interpretive Center

casper_nhtic_02.jpg

アメリカの新しい博物館は、本当におもしろくできています。
ビデオやコンピューターを駆使して、まるでディズニーみたいです。
(この写真では見えてないけど。。。)
おかげで、アメリカ歴史に興味のない私でも、歓声をあげ、ひとりで遊びまくり、
数時間では足りず、翌日もショーの合間を縫って参じ、アメリカ開拓歴史三昧!
やめられないとまらないかっぱえびせん♪ 歌う私はうるさいやつ。

Wyoming trail

ワイオミングってアメリカの中北部にあり、
19世紀に西部への開拓で、東海岸から多くの農民がこの週を横断して、大移動しました。
それは2000マイルの気の遠くなるような横断で、
人力車に家財食料をのせて、老いも若いも赤ん坊も丸ごと共に移動で、
すごいことでした。
半年かけて、途中、難は天候や川の横断にあり、けが病死もかなりありました。
それでも何万人が移動した理由は、
当時、アメリカの土地が、イギリスとスペインの占領下にあり、
アメリカ政府としては、どうしても西部に人民を広げる必要があり、資金を給付して人民を送ったことと、
東部の農民が新しい夢と自由に燃えたことでした。
同時にカリフォルニアのゴールドラッシュもあり、
アメリカンドリーム、一攫千金のロマンをかりたてました。

Wyoming buffallo

19世紀以前は、ワイオミングに、
すでにアメリカインディアンが村をいくつかも構えていて
バッファロー狩猟を主とし、食料や家財を蓄えていたということです。
バッファローというと今は滅亡を嘆かれていますが、
当時は、食うに十分な群れがありました。
そして肉だけでなく、角や骨、皮などすべてを無駄にせず使っていたなんて、
尊敬と慈しみの念をいだきます。

Wyoming bear jewry

グリズビー熊さんのつめと皮を使った豪快なネックレスも。
一体誰がおつけになっていたんだろう?なにやら権力の香りむんむんなんだけど、、、
あは、酋長だそうですよ。

Wyoming name block

スタッフと仲良くなり、調子に乗って寄付をして、名前をコンピューターの岩に彫ったら、
ご褒美に衣装をどうぞ、って!?
えぇぇぇぇぇ、着ていいの?
竹細工フープをいくつも組み合わせたスカートの土台を下にはき、
その上に綿のふわふわスカートをはき、エプロンをつけ、お帽子をかぶってできあがり。
見た目以上にかなり軽い。
でも、これを着て2000マイル行脚はたいへんじゃろなぁ。

Wyoming clothe

仕事とはいえ、いろいろな場所にいくことで、私は多くを学ばせていただいて、感謝あるのみです。
ナマケモノのくせに態度がでかいので、感謝も謙虚のみじんもない風貌で申し訳ないのですが、
感謝の気持ちは時として噴火します。
ゆえにもっと精進して、世界にお返しできたら、と思います。
たぶんお返ししきれないと思いますが、
精進のなかに何かがあることを信じて。
、、、言い訳はほどほどに、ナマケモノは今日もいきます。
〔↑ 斉藤和義氏の歌詞参照)



Beautiful Love 'Rround Midnight



Joe Pass おじさんの弾くメロディは、ぼーっとさせられます。思いから思いへと、メロディが私をどこかに連れて行ってくれ、現実逃避にはうってつけだ。新しいショーの企画、プロデュースの仕事、補助金申請のいくつか、などなど、こまごまと嫌々こなした1週間はあと一日で終了。はぁ、、現実逃避している場合ではなかった。。。。明日は連続でフロリダのショーの仕事でした。目覚まし6時セットで、ほんでもって、皿洗い機のタイマーかけて、明日のランチボックスににんじんとバナナとサンドイッチとおにぎりと佃煮とハンバーグ ← なんぼ食べるねん!

えっと、、、ほんで、なんやったっけ?えっと、、、えっと、、、〔アルツハイマーの兆しを感じる夜でした。)
ヤケクソで再び現実逃避。好きなメロディの曲へとまっしぐら。そして夢見るように眠りたい。