201303

レスリー・ゴアの彼方

70年代のクインシー・ジョーンズによるアレンジのレスリー・ゴアのLPアルバム、
オンラインで見つけて、本当にうれしくて。



この曲は大学時代に友達の家できいて好きになって、売ってもらった。

私の大学というのは、単科大学で構内が小さく、通い始めてすぐ大体の顔がわかりだす見回しのいい小宇宙だった。
女の子たちは誰も彼も個性いっぱいで、可愛い子もいればおブスもいて、構内で特待は可愛い子で、おブスは損だとつくづく思った。男子は女子の噂話ばっかりで、その見方が女の私からみると正反対で、おもしろい世界だった。女子組はコンパニオンの高給バイト情報に溢れていて、水商売っぽいなりに変わっていくコには、その色気や強いシャネルの香水に先立っていく世界があった。私は誰とでも仲良くなりたくて、誘われるとどこでも行ったし、なんでもした。ボーリング、ドライブ、スキー、コンパ、広島原爆討論会、児童福祉研究会、コンサート、映画。私は毎日が小宇宙探検おのぼりさん状態だった。

おのぼりさんに疲れると、思い出したかのように授業にいく。でも、本を読み漁っていたこと以外、学びの記憶がない。本のほうが教授よりも上と思ってた。大人への反抗がどうしようもなくあって、年上のニンゲンにうんざりしていた。優しくされるとあごで扱い、厳しくされるとそっぽをむいた。それまで、大人を嫌ったことはなかったのに、なぜか私の遅れた反抗期の刃はおさまらず、まるで戦争のようだった。

あれから何万年もたったような気がする。あの4年間はまだ小宇宙として、何億光年の彼方にある。かつてそこにいたことが不思議でたまらない。加えて、あの頃聴いたレスリー・ゴアの歌声はクインシ・ジョーンズの飛ぶようなアレンジで、やはり彼方にある。

little planet

メトロポリタン美術館

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ニューヨークでの学校中心のショーツアーが1週間あり、
最後の土曜日はお休みということで、マンハッタンのメトロポリタン美術館へ。
地下鉄をあがってマジソンアベニューを歩くと春の花が花屋さんを彩っていました。
三寒四温のニューヨーク。花冷えにもほどがある!めちゃ寒いやんかぁ~

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カラフルなお菓子に目を奪われてつい買ってしまって、実はいらん、のです。買わないために目をつぶって歩け。
メトロポリタン美術館はでっかいので時間はいくらあっても足りない。はよ行けぇ~

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この写真では見えないけど、すごい群集が入り口にいて、私もその一人と化してチケットを買いに。
寄付でよいのがありがたいこの美術館。好きな値段を払います。
昔、NYにすんでいた頃はお金がなくて、よく1ドルで入らせてもろうた。


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ところでこの界隈の駐車はすごいです。こんなん、どうやって出る?ほんでもってどうやって入れた?1センチ位しか間がない!まぁ、それはいいとして、、、。そう、美術館の中に入ろう。

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世界中からの古代美術が集まっていて、インドの女神様は踊ってらっさいます。
あふれ出す動きにしばし足が止まり、ぼーっと見とれました。


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このかたち、迫力あった。
シンプルなかたちが醸し出す迫力は感動を呼ぶなぁ、と独り言。
手の込んだ美しい彫りのインドの女神様であっても、
形の迫力が伝わるのは洗練のシンプルさがあるからだと思う。
手抜きのないシンプルさは強い。
作る側にしたら、シンプルなものではないはずだけど、
なぜか私にはシンプルなイメージとして伝わってくるのでした。
(アートは身勝手に感じていい、ということにしましょ。。)


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最後に折紙デザインの椅子。
さすが、椅子までおもしろい。

週末は家族ずれの多いここ。コドモと若い子たちが半分位を占めていた。
ええことやなぁ~。
こんな時間と場所を超えたアートの数々を目の前で見て、質感を間近にし、豊かな美学を持って育っていってほしいなぁ。とおばさんは願うのでした。

サンアントニオの顔

SanAntonio beauty

好きな顔だなぁ。
サンアントニオはメキシカンの多い町なので、
メキシカンの娘達がいっぱい。
で、この顔は、、、、

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レストランのメニューなのです。
見とれてる場合とちゃう。はよ注文してくれ、とウェイターが笑う。

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観光サンアントニオは、メキシカンレストランが安くておいしいです。
ショーの合間にメキシカンのファヒタやタコスをいっぱい食べました、
メキシカンはなんだか胃がもたれるのが常ですが、ここでは大丈夫。たぶんトマトの使い方が軽いのだと思う。

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レストランから出て、まだ明るい夕暮れは歩くさ。
そこで出会った、いいお顔。
メインプラザにあるカテドラルの前。

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少し悩んでるような、怒ってるような、戦っているような顔。
聖人アントニオさま。サンアントニオは彼の名前につなんでつけられた。
詳しい歴史は読んだのに、すっかり忘れた。
でも中の素晴らしさは写真に撮ったので覚えています。
あぁぁぁ もう朝の3時。
仕事の準備がいつまでも終わらずに起きているんだけど、
続きは明日に。

合間に見つけた言葉

ここのところずっとショーツアーが続けざまで、
いっぱい行き、ちょっとだけ帰ってきて、ほんでもってまた行く!
毎回違うスーツケースの中身の入れ替えとツアーの繰り返しの中、
しんど~いというグチはほどほどにして、
何かを信じて前に進もうと思います。

When nothing is sure


life is short

>へたな和訳 by kunichan

「何も確かなものがないとき、全てが可能である。」
。。。

「人生は短い、ルールを破っていけ。すばやく許し、キスはゆっくりいけ。誠実に愛し、めちゃくちゃに笑え。そして笑えることは決して後悔するな。」 -マーク・トウェイン



バンクーバーショーツアー

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アイヌを思い出すアートがバンクーバー空港の最初に現れます。そして数々の作品がまるで美術館の如く空港に展示されていました。これはFirst Nationと呼ばれる、アメリカ大陸原住民のアートです。
久しぶりのカナダのショーツアーです。
スケジュールのとり方に手違いがあって、
フリーの日が数日あり、私はぱりぱりのおのぼりさんです!行くぞ~

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ダイナミックな自然を閉じ込めたような作品の詳細。

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自分に時間の余裕があるからか、空港の空間がゆったりと見えました。
私は関空が一番好きで、遊び心があるように思ってるんですが、このバンクーバーもなんとなくそれに近くて、特に地元の歴史のアートを強調している心意気にちょい感動。

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ダウンタウンに私のイベントがあるのですが、そのホテルにいくには、電車が便利。ありがたい!
仕事に出て、電車で足回りがきく都市は希少です。ありがたやありがたや。
さらにこの電車というのがきれいでニッポンみたいだ。

ホテルはダウンタウンのど真ん中の大きな劇場からすぐそこ。
着いたその夜が、中国のナショナルバレーの「白鳥の湖」の初日。
行くさ。

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白鳥の湖は、私にとって余韻の残るバレーで、歩いてかえる道、いつまでも余韻にひたるのは贅沢な楽しみでした。
バレーはダンサーの美しさだけでなく、衣装、音響、照明デザインの美しさがものをいい、すべてが揃うと夢の世界。特別の気持ちで観にいきました。

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小雨の続いたバンクーバー、またの名を「レイン」クーバー、だそうです。
でも傘をささない人が多く、お店の多い通りを歩くと屋根がいっぱいあって、私も傘なしでした。
アジア系の若い子が多い町で、日本のラーメン屋とか、シュークリーム屋があったぁ。


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ホテルからは隣にスタジアムが見える。
15階の窓から見ると、まるで帆船のよう。
バンクーバーに帆をはり、おのぼりさんはいく。

続き

Dennos Museum_edited-1

TWISTというタイトルで竹の現代美術がDennos Museumというミシガン大学の美術館で開かれ、
私は美術館内のコンサートホールでショーをしました。
それが前回のブログの雪の風景のミシガンでありました。
いっぱい写真を撮ったのでその美術館の展示もアップしてみたいと思います。

私はこのポスターを日本で見かけ、見たかったのですが、期間が合わず見逃し、
アメリカくんだりで見るなんて、ちょっと笑ってしまいました。


Dennos 3

竹細工は伝統的な技で、どんなにモダンアートであっても、伝統の香りは抜けません。
細かいところまで、技を尽くしているかんじでした。


Dennos 2


Dennos 4

これは、何気に通り過ぎてしまいそうですが、この角度まで曲げるなんて!驚いて、ぼーっと見てました。


Dennos digital 2

この美術館は現代美術が主で、デジタルのインスタレーションもあり、
足を踏み入れると、あたしの写真を撮ろうとする姿が、動きに合わせて実物大でぐるぐると変わってく。
色が好きで、やめられない。

Dennos digital 1


Dennos digital 3

あとは油絵のコレクションがいくつかあり、そのコレクションが私の好きなタイプの絵ばかりで、楽しくてしかたないのです!
半日どっぷりとうろうろしました。

Dennos 5

楽屋の前にはちょいかわいい猫の鉛筆(?)のドローイング。
ふふふ、思わず微笑みながら楽屋に入りました。

アートが自分の環境にあると、こんなにも楽しい!

Dennos 6

雪のミシガン

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フロリダとインドネシアに住む、インド舞踊家は日本人で、
おもしろいわぁ、とお友達になり、彼女の家の池のはすを写真にとると、モネ大先生のような印象派。
太陽が注ぎ込む暖かいフロリダならでは!と感動。
が、、翌日は、、、、


traverse city steps in snow

雪深いミシガン州にショーツアーで飛び、
雪んこになって粉雪さくさく歩く。


traverse city snow and tree

零下10度。
でもしばれるような寒さではなく、柔らかい冬の日差しがあって日中は歩き回れた。


traverse city kids

私のショーに来てくれた学校のバスの前で、生徒達はトレーナーシャツでも平気。
お見事。


traverse city theater

劇場は大学の美術館にあるホールで、500席のコンパクトで新しい設備の整った劇場。
私はこのサイズが一番好きです。みなさんの顔がみれる距離だし、気持ちが届くような気がします。
ところで、
照明担当のおっちゃん、昼休みに「ちょっくらスキーに行ってくるわ」
となんとまぁ気軽にお出かけで、スキー好きな人には最高の場所らしい。


traverse city theaer2

楽屋はこんな感じ。典型的な設定なんだけど、私はいつもこの電球の数々ある意味がわからない???
資源の無駄~


traverse city flower in snow

ショーが終わって違う出口から歩を進めると、
やっぱり粉雪は柔らかくて、白くて綺麗。
雪に赤い実の色合いに心が華やいだ。
こんなにいろいろな色があって、景色があって、
地球っておもしろい。他の星もこんなにおもしろいのだろうか?