201307

撃ちたい弾は来ない

florida creature


フロリダ、あつぅ~、夏はええなぁ~。
青い空に、現れたきみ。


florida creature2


hmmmm... What are you?

フロリダにはGeckoとLizardっていうのがいて、かわいいのがGeckoでちょっと暗い色で怖い顔のはLizard(とかげ)。いっぱいいます!かえるやりす、ラクーン、アルマデロ、みたいに。

ところで、これってどの種類だろう?背中にひれがあるのって、見たことない。恐竜みたいだ。
でも恐竜くん、ちっちゃいから、私の車のスピードがあがるとどっかに飛んでいった。
うぅぅ、殺してしまったのだろうか?
許しておくれ。
この世は危険だらけだ。生きていくのはたいへんだ。

いいことばかりはないこの世の中。

今朝、地元の教育委員会のミーティングに出かけて、
恐竜くんとの出会いと別れの後、
高速道路の出口で事故があり、どんつまりをくらった。
渋滞は30分のノロノロ運転を招き、
ミーティングに遅れた。
ほんでこういう日に限って、ミーティングは時間通りに始まるのであった。
(いつもは遅れるくせにぃ~、こんにゃろ~)

その後、弁護士に会うことになっていて、
わけありの弁護士は、予想の倍以上の見積もりの費用で、こけた。

ため息の夕暮れ、家に帰ると℡。
8月中旬の学校の先生にむけてのショーは、
去年と違う作品を出して欲しいとのこと。
え、、、今頃になっていうかぁ~。
新しい作品を2週間でつくれってことです。
もっと早くに言えよ~~

親愛なるイチロー様のおことばが胸にうかびます。

「自分が全く予想しない玉が来たときに、どう対応するか。それが大事です。試合では撃ちたい弾は来ない。好きな玉を待っていたのでは終わってしまいます。」
            -イチロー262のメッセージ

日々の生活、
撃ちたい弾は来ない、、、んだよね。

これって、最高に元気の出る言葉だなぁ~








オリジナル漢字

ちょいワケありまして、保険屋と市役所を行き来した金曜日。
月曜日までに出せぃっ、とえらそうにふんぞり返る市役所の提出書類のひとつに
健康保険の請求書、というのがありまして、
それを出したのはいいが、金曜日の午後、違うのをもってこいっ、とのこと。

「え、提出した書類の何がアカンのですか?」
「。。。。ぷ=、プー、、、」℡がきれた。

フロリダの役所の℡、どないかしてせぇっ!!
なかなか出ないくせに、出たら出たで、混戦して切れる。
ガキの糸でんわかぁ~。

ドタマかっちワレワレ♪
(↑ 怒りにおつむが割れる唄 byあたし)

保険屋にいって、レノアーっていう勇ましい2重あごのおばちゃんにその旨を伝える。
「できるだけのことをするから、まかしといて。」

さすが、高い保険代をまきあげてるだけのことはあるのであ~る。
(↑ 日本の健康保険は安いけど、アメリカの健康保険はすべて個人支払いで、会社を選んで払い、その額はどんなに安くても日本の10倍する。ちなみに我が家の毎月の健康保険はひとり4-5万円。)

レノアーは正義の味方の銭形平次みたいに、次から次へと℡をかけ、担当者のあっちこっちをひきずりまわし、市役所に再提出書類を作ってくれた。そして最後には25ページにもわたる書類ファックスを、役所に送ってくれ、私は緊急事態をどうにかくりぬけた。レノアーのオフィスのファックス機は、1ページずつしか送れないので、それを30分もかけて我慢強く対応してくれたんす。私はもう感謝でいっぱいで、彼女がファックスしてる間にチョコレートを買ってきて、献上つかまつりました。

レノアーは私に対してここまでしなくても、
おきまりのページの印刷をして渡せばすむのに、
人は、なんじゃかんじゃ言いながら、損得抜きで助け合って生活してるなぁ、としみじみ。

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そこで、人という漢字が思い浮かんだ。

ささえあっている、というこのかたち。
レノアーにささえてもらった今日は特にその意味がわかるような気がする。

ついでに私自前のオリジナル感じをひとつ下に。
これってあたしのおもう「ひとびと」って漢字。
支えあう前に、個として立っている姿があってこそヒトであり、
それだからこそ支えあうことの素晴らしさや共有のたいせつさが出てくる「ひとびと」となる。
そして倒れたら誰かが支えてくれて、べたっと地面に倒れたりしない。
ほんでもってみんなして倒れそうになったら、
この自然世界が枠になって支えてくれる、
、、、なぁんてね。
コンピューターのフォトショップがおもちゃで、遊ぶのでした。

ニホンゴの感動

なぁんかいいっつうか、綺麗っつうか、ぐっとくるっつうか、
そういうニホンゴが聞きたい時があります。
そういうとき、私のお決まりのコースは、
川端康成>>谷山俊太郎>>金子みすず>>ちょい山田詠美と高浜虚子>>こってりとウーア

憧れの川端康成氏の言葉は本ごとのみこんでしまいたいくらい美しい。
あ谷川俊太郎様の詩は近くにあるとなぜか元気になる。
金子みすずちゃんの詩は誰かに読んであげたくなる。
山田詠美も高浜虚子も、読み出すと酔ってしまう。
そしてウーアの歌詞は快感。にほんごバンザーイ!
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からだの中に
   谷山俊太郎

からだの中に
深いさけびがあり
口はそれ故につぐまれる

からだの中に
明けることのない夜があり
眼はそれ故にみはられる

からだの中に
ころがってゆく石があり
足はそれ故に立ちどまる

 
からだの中に
閉じられた回路があり
心はそれ故にひらかれる

 
からだの中に
いかなる比喩も語れぬものがあり
言葉はそれ故に記される

からだの中に
ああからだの中に
私をあなたにむすぶ血と肉があり

人はそれ故にこんなにも
ひとりひとりだ


ふしぎ   金子みすず
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 黒い雲からふる雨が、
 銀にひかっていることが。
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 青いくわのはたべている、
 かいこが白くなることが。
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 だれもいじらぬ夕顔が、
 ひとりでぱらりと開くのが。
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 たれにきいてもわらってて、
 あたりまえだ、ということが。
 

夏のニューヨーク

また行ってしまいまったニューヨーク。
毎年恒例の折紙コンベンション。

作品の展示やイベントがどっとあり、以下の写真はほんの一部の展示から。

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折紙はエキシティング!!

NYで昔世話になったアネゴ衆を誘って一緒に見るのが私の楽しみのひとつ。
ほんでもって帰りにMOMA(Museum of Modern Art)にはしごして、
その日から始まったインスタレーションへ行ってみる。
でっかい会場を独り占めしての、不思議な雨。人数制限の会場に並んで並んで、入ると、
雨がしとしとと会場の中に降っており、自分が足を踏み入れると、自分の立っているところだけ、雨が止む。
=雨が降っているのに、私は濡れずにあるきまわる。

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あんまりおもろなかったねんけど、
みんながおもしろがっているのを見るのがおもしろかった。

ニューヨークは何時行ってもなにか見たいものがある。
「そうやで、住んでたら忙しいで。見たいもの全部まわるってできひんもん。」
アネゴが言う。

そういえば、私がニューヨークを出た理由がそれ。
見たいもんがありすぎて、自分はどうでもよくなってしまう。
自分を見失ってしまう、とまで思えた。(ひ弱なあたしにはやっぱ憧れに過ぎない)
今、私が住むフロリダは田舎で、何もない~、退屈~、ヘルプミー~やねんけど、
せやからこそ、なんか作ろうって思ったりできる。
ただっ広い亜熱帯の森で、自分のショーの作品を創っていくのが私には合っているのだなぁ、と思う。




終わっていない人種差別

お誕生日祝いのチョコレートを持ってマリーの家に行くと、彼女の巨大スクリーンのテレビではジンマーマン裁判の無罪に怒る政治家や市民権活動のグループが懸命に訴えていた。

彼女のお誕生日がこれでは祝っているわけにもいかない。マリーは悲しげにつぶやく。
「黒人差別は終わってないし、何も変わってないのよ。」

彼女のチョコレート色の肌がフロリダの昼下がりの日差しにまぶしいほど輝いている。
自分のルーツに誇りをもって生きる彼女は美しい。ゆえに彼女の怒りははかりしれない。

ジンマーマン裁判は、単純に言うと、白人の若い男が黒人の若い男を不審として銃で撃って殺した事件。ここで裁判の論点になったのは、
>黒人の若い男はただ普通に歩いていただけで、被告は黒人を見たら不審と決め付けて殺したのではないか、ということ。それはただの人種差別の殺人として許されるべきでない。
>被告側としては、正当防衛であり、事件のあったここフロリダ州は正当防衛を大きく認める州であるということ。
>陪審員が全員白人。そんな偏った選考で人種差別が関わる裁判の判決がくだされていいのか。

細かい点は無数に語られ、今や私の情報量ではすまないのですが、私の理解の範囲は以上でした。

「だからね、黒人でいるって大変な事なのよ。息子にいつも言いきかせてきたわ。とにかく不当な扱いをうけるようにできているんだから、防御を高くして生きていきなさい、って。」

もし私にコドモがいたら、言うだろうか。
「だからね、日本人でいるって大変な事なのよ。悪い扱いをうけるようにできているんだから、、、」って。
悪い扱いを受けたことのない私はぼんやりと、マリーの顔を見た。

誕生日プレゼントに彼女をスパに招待して、
サウナに入って、フェイシャルをして楽しい時間はあっという間に過ぎ、
帰りのカーラジオがまた裁判のニュース。
「I’m sick of it!  もううんざりだわ。」
アメリカの人種差別、、、
受けたものにしかわからない怒りが車の中にあふれだし、
窓を開くとフロリダの亜熱帯の夜風がいつになく冷たかった。