201310

William Forsythe

一昔、大学の心理学のクラスで習ったことですが、
無意識と意識の世界。
それが「蒸し器とひじきの世界」と聞こえて仕方がなかったのは私だけでせうか?

まぁそれはいいとして、
意識っちゅうたら、頭のなかをうようよする言葉や考えで、
無意識っちゅうたら、知らんけどむやむやと感じるもん、
と私は了解いたしました。

でも、無意識はどういうもんか?ときかれると、つまります。
意識にないもんやから、そらそうです。わかりにくいです。
でも、潜在能力というかたちでワレワレには、
確かに備わっています。

潜在能力?
火事場のばかちから、がいい例かと、、、。
火事場でまさかっていうばかちからが出るっていうのは、
身を守るという本能で、私達が意識できていないぶんすごいらしい。
加えて、
無意識の世界は宇宙のように膨大で未知で
ニンゲンの無意識の世界は素晴らしい!
という勝手な解釈をしまして、一応大学のレポートで合格しました。

脳科学者によれば無意識は意識の1000万倍のデータベースだそうです。
そういうばかぢからな蒸し器、いえ無意識なら、
ゆえの感動、はかりしれないものがあります。
このダンスビデオ、無意識に向かう動きとテクニックと自由さの William Forsythe.
(貼り付けができないビデオなのでリンクで。)

http://www.youtube.com/watch?v=hDTu7jF_EwY

彼の振り付けで、私の大好きなダンサーFrancesco Nappa さまが踊るとこうなる。



悲しみのひとつやふたつぶっ飛ばして、今週ばかぢから、出ますように!



young kiz


例えばなんだけど、コドモに歌舞伎を見せたり、シェークスピアを見せたりすると、
わかりにくいから退屈するわりに、いくつかの場面をバカ喜びして、いつまでも覚えていたりする。
コドモっていうのは、そういうわからないことを楽しむ、っていうすごい能力をもっている。


小学生のとき、母がボリショイバレエを観につれてってくれた。確かジゼルだったと思うけど、ストーリーは全くわからず、のろのろと同じよなダンスばかりが続いて退屈だった。でも圧倒的な美しい動きと、チュチュが上下にひらひらして照明を吸い込んでいるのを夢中で見てた。そして華麗な世界があることをたっぷりと知った。


flower tower


私が学校でショーをする時、学年に応じた作品が要求され、「わかりにくい」レベルの作品は拒否される。それをあえてすることは、私にとっての挑戦。高いエンジニアリングの現代折紙に、抽象的なおはなしを折り込む作品をつくっています。こけてばっかしの作品で、時間がかかってばっかしの作品で、ほんまどないすんねんってはなしやねんけど、、、、



シスタ!


DeedyCarmen.jpg

「ユー アー マイ シスタ !」
(私はあんたのねーちゃんだよ!)

と、姉妹のちぎり(?)を結んだのはCarmen Agra Deedy
ミシシッピのショーで後先になったストーリーテラー。
私のショーをおもしろがってくれて、一緒に作品をつくろう、て話になり、
私は飛んで喜ぶ。


彼女が「突き抜ける思い」で書いたこの本は、
数々の賞を受けました。
私はニホンゴに訳して出版できたら、なんて思います。

carmen book

楽屋では、合間にしゃべりまくり、
しまいには、
年老いたお父様が頭を打って入院した、と涙ぐむ彼女と一緒においおい泣いたり、
泣いてぐずぐずになった化粧の顔にふたり笑いこけたり、、、

シスタ!姉妹のハグは何度も何度も。




サムライのTシャツ

last_samurai_ver4.jpg



「ケン・ワテナビって大好き!」
ビバリーが空港への車の中でいう。ミシシッピでの仕事で私のショーの担当をしてくれたおねーさん。

、、、ねぇ、もしかして、ケン・ワタナベ、のこと?


「ラストサムライ、って映画みた?私は弟と観にいったのよ。好きで何度も何度も観たわ。感動したわ!Tシャツまで買ったのよ。それでさ、弟が癌で入院したときにね、彼が言ったわ。。。そのシャツを着たら、サムライのように強くなれそうな気がする、って。」

そして彼はサムライのように弱音を吐かず潔く死を迎えた。



感動が人を強くする!