201409

大人の作り話

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地元のフロリダの植物園でショーの仕事に出かけたら、
植物園のなかのアジアテーマの池があり、すごいものを見てしまいました。
ちっちゃな子どもにたかる鯉の大群。
子どもはえさをあげているだけですが、
科学のちからと財を尽くしたこのお池では、鯉がベストの毎日を送り、
こんなにも大きい!
私はそのちっちゃな子どもに話しかけるのでした。
「えさをいっぱい食べたから、もっともっと大きくなって、小さいコドモのひとつやふたつ食ってしまうよ。そして陸にあがり、大きな顔してアメリカのひとつやふたつ征服してしまうのだよ。」
ちっちゃな子どもは子どもじみた大人にあきれた笑顔でありました。

私が小学3年生のとき、
近所でオタマジャクシ狩りが流行り、
そういう小川にいって、バケツにいっぱい入れて帰ってきたんです。
最後に残ったのをもらって家に帰ったら、
おかあさんがそれを見て腰をぬかしました。
「こ、こんな大っきなオタマジャクシ見たことないよー、こわいやんか!大人になって巨大なカエルさんになって火をはいたらどうする?テレビの「赤影」に出たカエルやで。えらいこっちゃ。どないする?あんたなんかいっぺんに食われるでぇ。うちのごはんなんか、みぃんな食べてまうで。おかあさんだってお腹がすいて死んでまうで。頼むわ、小川に返してきて!」
翌日、おかあさんの言うとおり小川に戻してくる、と約束しましたが、子どもじみた大人の作り話にノッたふりをして、子どもはひたすら苦労するのでした。

子どもたちよ、大人はもっと子どもなのです。許しておくれ。