ニホンゴの感動

なぁんかいいっつうか、綺麗っつうか、ぐっとくるっつうか、
そういうニホンゴが聞きたい時があります。
そういうとき、私のお決まりのコースは、
川端康成>>谷山俊太郎>>金子みすず>>ちょい山田詠美と高浜虚子>>こってりとウーア

憧れの川端康成氏の言葉は本ごとのみこんでしまいたいくらい美しい。
あ谷川俊太郎様の詩は近くにあるとなぜか元気になる。
金子みすずちゃんの詩は誰かに読んであげたくなる。
山田詠美も高浜虚子も、読み出すと酔ってしまう。
そしてウーアの歌詞は快感。にほんごバンザーイ!
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からだの中に
   谷山俊太郎

からだの中に
深いさけびがあり
口はそれ故につぐまれる

からだの中に
明けることのない夜があり
眼はそれ故にみはられる

からだの中に
ころがってゆく石があり
足はそれ故に立ちどまる

 
からだの中に
閉じられた回路があり
心はそれ故にひらかれる

 
からだの中に
いかなる比喩も語れぬものがあり
言葉はそれ故に記される

からだの中に
ああからだの中に
私をあなたにむすぶ血と肉があり

人はそれ故にこんなにも
ひとりひとりだ


ふしぎ   金子みすず
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 黒い雲からふる雨が、
 銀にひかっていることが。
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 青いくわのはたべている、
 かいこが白くなることが。
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 だれもいじらぬ夕顔が、
 ひとりでぱらりと開くのが。
 
 わたしはふしぎでたまらない、
 たれにきいてもわらってて、
 あたりまえだ、ということが。
 
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