マリオネットのことば

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ノースキャロライナのショーケースに飛びました。
ショーケース?
アメリカのパフォーマーや演劇、音楽やダンスのグループが、
20組ほど出て、
客席にはバイヤーである、劇場や芸術関係または学校団体などが座り、
来シーズンにどれを雇うか吟味する、ものです。
一組10分程の短い持ち時間で自分のショーを見せます。

ということはステージの脇にはその20組の舞台道具がところ狭しとあふれます。
自分の出番が来るまで、そのあたりをうろうろする私。
ちょうど居心地よさそなところに椅子があったので、よいしょっと。
すると横には、
私の後に出演する人形遣いの
マリオネットがちょこんと立っておられます。
ボーっとしている私に、ふと声が、、、。

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’ 僕はマリオネットのヘンゼル。
 そう、グレーテルはボクの妹。
 そう、糸操りにんぎょうだから、ひとりじゃ動けない。
 だからといって、そんな哀れむような目で見るなよ。
 君と僕、 実はあまり変わらない。
 君がそんな目で僕を見るのは、それを知らないからだ。
 確かに 君はひとりで動けるし、糸につながれていない。
 みんなそう思ってる。
 ただ
 感情の糸につながれているのが見えないだけさ。
 感情に糸に操られているのが見えないだけさ。’

私:  
ナマイキなやっちゃ。かわいい顔してえげつないコトをいうやないか。
ほんでもって、えらい東京弁やんか。
大阪弁で、言うみぃ。

’ マリオネットやと思うてバカにさらすなよ。
 お前らニンゲンかて、
 不自由な感情の糸にぐるぐる巻きになっとるやろが、あほんだら’

私:
お、なかなかやるやないか。
感情がえらそうにしたら理性が働かんで不自由や。
ほんで感情と理性いうたら、サルと犬、火と水、お好み焼きともんじゃ焼き、
敵同士や。
うまいこと、バランスとっていけよ。

’ こんなところで大阪のパフォーマーに説教されるとは思いませんでした’

私:
あほか、マリオネットに説教してどないすんねん。
世間話やんか。
あんたもあちこち行って、おもろいもん見てるんやから、またそーゆー話しを聞かせてや。
あ、私の出番や、ほなまた。



 

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