仕事仲間と歩く

「クニーコ、カナダの学校と劇場は、どうだった?」

カナダのツアーが終わって、
フロリダに戻って、半袖に着替えたら、
友達コリーが氷水片手にやってきた。
市のイベント行事のミーティングがあったそうで、紹介の名前を書いたシールが服に貼ったまんまだ。

「コドモは、やっぱどこの国もいっしょやけど、学校のシステムはかなり違うよー」

そんな事をねたに、わが道・草ぼうぼうの田舎道をコリーと散歩会議しました。
(散歩して会議するって、脳にいいし、気持ちええ、です)

カナダの学校のほうが、アメリカよりずっとゆるい。好きにさせている感じがする。
でも好きにさせてるわりに、生徒達にありとあらゆる学校のことを手伝わせている。
体育館の椅子をだし、私のショーのスピーカーとアンプのセットアップは5年生がした。
ヤルやんかぁ~!と賛辞を送ると、子供達は少し目線高く誇らしく、へへへって笑った。
アメリカの学校の場合、それは用務員さんか先生の仕事で、生徒がするということはまずない。
アメリカの子達、学校で掃除もしないし、道具や設備の面倒をみることもない。

コリーは陽だまりのテラスに座って言った。
「アメリカだって私が小学校の頃はそんなカナダみたいだったわよ。今みたいに、あれしちゃだめ、これしちゃだめ、じゃなくて、とにかくやって、好きにやって、けがして失敗して、何がだめなことが自分でわかるようになったものよ。」

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昔がよくて、今が悪い。
カナダがよくて、アメリカが悪い。

、、、そういうこと?

「そうじゃないよねー。
そんな薄っぺらい比較だけで学校のことがわかるわけないよねー。」

ふたりでそんな事を言いながら、また歩き始めた。
歩き続けることで、
話し続けることで、
問い続けることで、
私達は前や後ろに進み続け
薄っぺらでない私達の仕事があるのだと思う。

「そやなぁ、ええこと言うやんかぁ~、あたしたちぃ~、ほなアイスクリーム行こか」

アートとパフォーマンスを公立学校に組み込んで、
学校行くのんがおもろい、って思えるようなプログラムを作って、
予算を得る仕事に取り組んでいます。
私自身がショーの契約をとっていくだけでなく、
街全体のパフォーマーとアーティスト達が契約をとり、
学校がもっともっとアートを取り入れていくんです。
元大学教授の彼女は経験豊かで、アイスクリーム好きで、歩くのが好き。
私の仕事仲間です。









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