ストーリースラム ソーヤンの難題

ある学校の先生からリクエストのあったお話。
自分も生徒に話したいので、もう一度ききたい、っていわれたお話です。

韓国の王宮の召使いのソーヤンは、家に残した病気のお母さんのことが気がかりで、
お休みをもらって里帰りをしたいと王様にお願いします。
が、
くそ親父の王様はダメだと受け入れてくれません。
でも退屈をもてあましていたので、
オレの条件を叶えることができたら、帰らせてやろう、、、とほざきます。
そして、水と風と日を包んでもってこい、と難題をふっかけました。
ソーヤンは聡明な娘でしたので、少し頭をひねり、
3つの折り紙を持って王様に答えました。
ひとつめは、折り紙のカップ。ふたつめは折り紙の扇子。みっつめは折り紙の灯篭(提灯)。

王様はクソ親父でありますので、
オレの条件はまだあるんだ、もうひとつ答えたら、休みをやろう。
象を片手で持ち上げてみろ。ははは、これは無理だろ。
ソーヤンは聡明な娘でしたので、少し頭をひねり、
象の折り紙を作り、片手で持ち上げました。

王様はかなりのクソ親父でありますので、
オレの条件はまだある!と怒鳴りました。
ソーヤンは聡明な娘でしたので、少し頭をひねり、
こういいました。
「王様は聡明な方です、私なんかよりずっと聡明ですから、どんな難題でも解けるはずです。もし私の難題を解いてくだされば、私は、お休みをあきらめます。もし解けなければ、解けるまで、私にお休みをくださいませ」
王様はほめられて嬉しくなり、彼女に同意し、よし答えてやろう、と胸をはりました。

ソーヤンは王様の前に立ち、
「今、私が立っているところから、歩き出すとして、
私は右足から、歩き出すでしょうか?
それとも左足から?」
王様は、天気を占うようなカンを働かせ、右足、と答えました。

ソーヤンは、左足から歩き出し、王様は正解を出せませんでした。
今度は、右足、と王様がいいますが、ソーヤンは逆の足を歩き出します。
王様が左といえば、ソーヤンは右、、、、、

王様は頭が痛くなり、ソーヤンを休みに出し、
ソーヤンは時折、王様の前に現れ、再び、右足だの左足だの、で王様に勝ち、お休みをもらい続けました。

最後に王様は不公平だとソーヤンを裁判にかけました。ソーヤンは不公平は王様にあります、と訴えました、召使の仕事で私の労働を使うことはできますが、私の心までも支配することはできません、平民にも自由をお与えください、、と。 THE END
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