ストーリースラム 2

snap_kunikotheater_20121051235.jpg  物語の叩き売り!早い安い美味い話だ、もってけぇ~

小学5年生の林間学校で能勢キャンプに行った時、大阪の下町育ちの私には、小さな山の大自然が不思議で楽しく、キャンプファイアーの時なんかは、テレビがなくてもずっとずっと退屈じゃなくて、インストラクターのお姉さんの話に聞き入っていた。

山の歌をいくつか歌った後、いつも無口のチューリップ帽子のお姉さんが話を始めた。

「みんなはイチョウの葉を知ってますか?
で、イチョウには金色の葉っぱが一枚だけあるのを知ってますか?イチョウは、夕焼けに輝くとき、どの葉っぱも金色に見えたりします。でもね、そういう金色じゃないの。
夕焼けが終わっても、きらきらと絶え間なく光る金色の葉っぱなの。
夜の闇にもお月様のように輝き続ける銀杏の葉がこの世に一枚だけあるの。
どうやって見つけるかは私も知らないのだけれど
みんなも目をこらして探してみてください。

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そして、、  、
もし見つけたら、その葉に願い事をかけてみて。きっとかなうから。
きっときっとかなうのだそうです。
私がみんなと同じように小学5年生の時、
チューリップ帽子のお姉さんから林間学校で聞いたお話なの。
で、、
願い事がかなった後、その葉をどうする?みんなだったらどうする?
家に持って帰ってしまう人、手をあげて。誰だってそう思うよね。
でもね、そうじゃないの。
そっと木のそばに戻してあげて欲しいの。
すると、次の誰かが見つけて、ひとつだけ願い事をかなえてもらえるでしょ。
素敵なことだと思わない?」

私はとても素敵なことだと思った。

数年後、
大学の研修で小学生の林間学校のインストラクターをした。
私はチューリップ帽子を買って、キャンプに行った。
すると、
他のインストラクターのみんながチューリップ帽子をかぶっていた。
金のイチョウの葉のお話。
いつか世界中に。
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