蝶泥棒を追う

マイアミブックフェアでのショーの仕事は熱愛が高じ、未だ熱がさめやらん!
読書が好きな私にとってブックフェアは夢の国、
仕事の前後、ホテルで出会うベストセラー作家との立ち話などに、
コーフンのるつぼでした。

miami jessica 4

中でもこのJessica Speart氏との出会いは最高でした。
彼女はミステリー作家ですが、今回の作品は、自分の経験とリサーチを基にしたノンフィクションです。
おもしろいことに、この本のリサーチのために彼女は日本に渡ります。
発端は、蝶の違法採集&販売の謎の泥棒ヨシ。
やくざの闇市のドンのひとりだと思われるヨシは、世界1の蝶泥棒。
蝶を洗いざらい採集し、果ては卵までかき集め、自然保護違反の犯罪者として刑務所入りします。出所後、ジェシカは彼をリサーチするために取材を申し込むが、むげに断られたので、身元をかくして蝶ファンのふりをして、ヨシにちかづく、、、

WingedObsession.jpg


本当に彼女はしたんですよね。おもしろすぎです。

彼女の元はといえば、NYの売れない女優。
失恋を機にアフリカに逃避行し、象がアイボリーのため世界中のバイヤーに殺されるのを目の前にし、
動物保護の記事を書き始めました。
で、そのうち、登場人物が一人歩きをはじめ、小説を書き始めたとのこと。

アラスカの体験談でお互い花が咲き、
他のおっさん有名作家が鮨を食べにいこうと誘うので、一緒に出かけましたが、
おっさん無視で、私たちはアラスカの話を夢中でしてました。

さすが作家だけあって、選ぶ言葉は妙を得て、クールです。
最近退職した写真家の夫が家にいてうっとおしい、とのたまい、
おっさん達が、彼が3年間ずっといなくて久しぶりに帰ってきたと思ったら愛おしいだろ、
と無理じいすると、
私たちふたりは顔を見合わせ
「3年も帰ってこなかったら、若い愛人に囲まれて住んでるわ」
と、うふふ、と笑うのでした。


Related Entries